ヨガウェアの選び方
サイズ・透け・手入れ
ヨガウェアは、立ったときの見た目だけでなく、腕を上げたり、座ったりしたときの着心地で選びましょう。手持ちの運動着から始める場合も、新しく買う場合も、裾や胸元のずれ、膝・股関節まわりの動き、伸びた生地の透け方を確認する順序は同じです。サイズと試着に加え、練習後に洗って乾かせるかまで考えると、一着を使い続けやすくなります。

最初に、手持ちの服とレッスンの条件を確認する
初回から上下をそろえる前に、教室の服装案内を読み、手持ちのTシャツや伸縮するパンツで条件を満たせるか確認します。自宅では、裾を踏まないか、床に座ったときに硬いファスナーや装飾が当たらないかも見てください。専用レギンスや肌を多く出す服装に限る必要はありません。
常温のクラスか、汗を多くかくクラスか、座る時間が長いクラスかを先に決めます。汗をかく予定なら着替えも用意し、涼しい季節や休息の時間には着脱しやすい羽織りを選ぶと調整しやすくなります。ホットヨガでは、ウェアの素材だけで暑さへの安全性を判断せず、ホットヨガの注意点も確認してください。
サイズ表は「体の寸法」か「服の実寸」かを読む
S・M・Lや数字の表記だけで、別ブランドのサイズを決めないようにします。商品ページの表が、着る人の胸囲・ウエスト・ヒップを示すものか、服を平置きした身幅・股下などの実寸なのかを確認してください。平置きの幅と体の周囲をそのまま同じ数値として比べることはできません。
体の寸法を使う表なら、ブランドの採寸案内に沿って測ります。服の実寸なら、測り方を確認したうえで手持ちの着やすい服と比べます。伸縮する生地は、実寸だけでは締め付けや伸び方までわからないので、最後は着用感も確認しましょう。
ルルレモンの総合サイズ表では部位ごとの寸法や採寸方法を案内しています。また、イージーヨガのサイズ案内は、体の寸法や好みのフィット感でも選ぶサイズが変わるとして、試着や商品に記載されたサイズ表の確認を勧めています。数値の換算を他社製品へ一律に当てはめず、購入する商品の案内を使ってください。
試着では、小さな動作を順に試す
普段使うインナーと組み合わせ、無理のない範囲で次の順に確認します。試着室が狭い場合や体調に不安がある場合は、できる動作だけにしてください。確認のために深くしゃがむ、強く前屈する、逆転ポーズをとる必要はありません。
| 動作 | 服の確認点 |
|---|---|
| 立って呼吸する | ウエストや胸まわりが苦しくないか。ブラトップの縁や肩ひも、縫い目が強く当たらないか。 |
| 腕を上げ、戻す | 裾が上がったままにならないか。肩がつっぱらないか。動くたびに服を直したくならないか。 |
| 軽く膝を曲げる | 股まわりや膝の生地がつっぱらないか。ウエストが下がる、丸まる、食い込むことがないか。 |
| 浅く前に傾く・座る | 胸元や背中が開きすぎないか。裾が顔へ寄らないか。座ったときに装飾や縫い目が当たらないか。 |
ずれるからとサイズを小さくすると、別の場所が苦しくなることがあります。逆に大きくすれば必ず動きやすくなるわけでもありません。サイズ違いに加え、ウエストの形、股上、丈、トップスの裾の形が違うものも比べてみましょう。
透け・汗ジミ・下着のラインは分けて確認する
生地が透けて内側の色が見えること、汗で表面の色が変わること、縫い目や下着の輪郭が出ることは、それぞれ別の確認点です。濃い色なら必ず透けない、厚ければ必ず安心、という決め方は避けてください。
透けが気になる場合は、試着する場所の明るさに注意し、立った状態と軽く膝を曲げた状態の両方で、生地が伸びるお尻や膝まわりを鏡で確認します。インナーの色や縫い目も合わせて見て、確認できない部分は店員へ相談しましょう。汗を含んだときや照明が変わったときの透け方も、使う場面に合わせて確認しましょう。
通販の写真や「透けにくい」という説明だけで判断しづらければ、生地の厚み・裏地・着用条件を販売元へ質問します。届いた服は汚したり濡らしたりする前に、返品・交換の条件と試着できる範囲を確認してください。着用して練習した後でも返品できると決めつけないようにします。
吸汗速乾でも、洗い方は製品ごとに違う
素材名や「吸汗速乾」の表示だけで、乾く速さ、透けにくさ、洗濯機・乾燥機の可否まで一緒に判断しないようにします。買う前に、洗濯表示と製品の説明で、水洗いの方法、水温、漂白剤・柔軟剤、乾燥方法を確認しましょう。
ブランドの案内は、その製品の条件として使う
ルルレモンのプロダクトケアは、ラベルと素材構成の確認を前提に、常温水での洗濯や自然乾燥を案内しています。吸汗発散性のある素材には柔軟剤を控えること、硬い素材やファスナー類が付いた衣類との洗濯を避けることも示しています。
一方、イージーヨガの案内は冷水での手洗いを勧め、洗濯機を使う場合の裏返し・ネット使用・分け洗い・陰干しに加え、乾燥機などを避けるよう示しています。「ヨガウェアだから全部同じ洗い方」とまとめず、手元の商品のラベルと最新の案内を優先し、食い違いや不明点は販売元へ確認してください。
乾燥機の記号と、干し方の記号を分けて見る
消費者庁の洗濯表示の解説では、四角の中に丸があるものはタンブル乾燥、四角の中の線は自然乾燥の方法を示します。洗濯機で洗えることと、乾燥機を使えることは別です。付記された注意も読み、自宅の洗濯・乾燥の方法に合う一着を選びましょう。
練習後は濡れたウェアをほかの荷物と長時間一緒に密閉せず、帰宅したら取り出して、表示に沿って手入れします。乾かす場所や洗い替えの有無も含めて考えると、次のレッスンの準備がしやすくなります。
購入前に残しておきたい確認メモ
- 参加するクラスの服装案内と、手持ちの服で足りる部分
- 商品名・サイズと、サイズ表が示す寸法の種類
- 腕上げ・膝曲げ・座位で気になったずれやつっぱり
- 試着時の透け方と、普段使うインナーとの組み合わせ
- 洗濯・乾燥方法と、返品・交換できる条件
着心地に違和感があれば、練習を止めて調整する
服やブラトップの締め付けを我慢してポーズを続けないでください。痛み、しびれ、めまい、息苦しさがある場合は中止します。服を調整しても症状が続く、症状が強い場合は医療機関へ相談しましょう。ウェアの確認は服装を選ぶためのもので、体の状態や練習の安全性を判定するものではありません。
最終更新日:2026年10月8日