ヨガブロックの使い方
高さ・置き方と1個・2個の選び方
床に手をつこうとすると体が傾く、座ったときに背中を起こしにくい。ヨガブロックは、こうした場面で床と体の間を補う道具です。高いほどよい、低いほど上達している、という基準ではありません。必要な距離と、ぐらつかない置き方をセットで考えましょう。

使う前に、置く場所と道具を点検する
平らな場所にマットを敷き、ブロックの面全体が接するように置きます。マットの端や段差をまたぐ置き方、角だけが接する置き方は避けます。割れ、変形、表面の滑り、汚れがある場合は、体重を預ける前に使用を見合わせてください。
ヨガワークスは、ブロックを基本的にヨガマットの上で使い、初めて使う際は熟練したインストラクターの指導を受けるよう案内しています。購入した製品の使用説明も先に確認しましょう。
低・中・高は、接地する面を変えて選ぶ
一般的な直方体のブロックは、向きを変えると3段階の高さになります。実際の高さは製品の寸法によって異なります。
| 高さ | 床に接する面 | 確認したい点 |
|---|---|---|
| 低 | 広い面 | 小さな高さの補助。広い面が土台になるが、手が届くかは別に確認。 |
| 中 | 長い側面 | 低い向きでは届かないときの選択肢。横方向の傾きに注意。 |
| 高 | 小さい端面 | 高さは出るが土台は小さい。斜めに押すと傾くため、安定性を慎重に確認。 |
「初心者だから一番高く」と一律に決めず、指導者と一緒に、手が届くこと・呼吸を続けられること・ブロックが傾かないことを確認します。高くしても不安定なら、低い向きに無理に変えるのではなく、ポーズ自体を軽くするか練習を休みましょう。
1個と2個、どちらを用意する?
片手の下に置く三角のポーズなどでは1個、両手の下にそれぞれ置く前屈などでは2個が使い分けの目安です。両手で使うなら、同じ形・硬さのブロックを同じ向きに置くと、高さをそろえやすくなります。
2個を用意することと、2個を積み重ねることは別です。初心者が自宅で高さを足すために積むと、接する面が増えてずれの確認が難しくなります。積み重ねや斜めの荷重が必要な使い方は、指導者のもとで確認してください。
ポーズごとに確認するポイント
三角のポーズ:手を床へ近づけることを優先しない
床側の手の下にブロックを置く使い方があります。手で横へ押してブロックが傾く、床に届かせようとして上体が崩れる場合は、位置やポーズの範囲を指導者に確認しましょう。基本の姿勢は三角のポーズで確認できます。
前屈:両手の支えをそろえる
スリアの公式案内には、半分の前屈で手の届く位置にブロックを置く例があります。高さを足しても痛みが出る、息を止める、片側へ体重が偏る場合は続けません。ブロックをつかんで体を強く引き下げる使い方は避けましょう。
座位:高さだけでなく、接触の違和感を見る
座る姿勢の補助では、体を支える面の硬さや角が気になることもあります。しびれや局所的な痛みが出るなら、我慢して座り続けないでください。座位での使い方はクラスで相談し、自分に合う支持具を選びましょう。
自己流で試す前に、指導を受けたい使い方
片脚で立つ半月のポーズ、背もたれを作る使い方、頭・首・背中の下に置いて体重を預ける使い方は、置く位置や荷重の方向の確認が必要です。ブロックがあるだけで安全になるわけではありません。写真の形だけをまねず、初めての使い方は指導者に相談してください。
本の束や箱は、ページ間の滑りやつぶれ方を予測しにくいため、体重を預ける補助具として安易に代用しないでください。
素材を選ぶときは、重さと硬さを確かめる
EVAなどのフォーム製とコルク製では、重さや触れた感覚が異なります。同じ素材でも製品ごとの差があります。持ち運ぶのか、手の下で支えるのか、座位で使うのかを考え、寸法・硬さ・角の形状・使用上の注意を確認しましょう。商品情報の寸法だけで、自分のポーズが安全にできるとは判断できません。
痛みやしびれが出たら中止する
ヨガブロックは治療のための道具ではありません。痛み、しびれ、めまい、息苦しさが出たら中止します。けがや持病、治療中の症状がある人は、練習を始める前に医療機関へ相談してください。症状が強い、続く場合も、道具の高さだけで解決しようとせず相談しましょう。
製品の寸法・使い方を確認する
- ヨガワークス:ヨガブロックの使い方・選び方(高さ、設置場所、指導を受ける場面)
- ヨガワークス:YOGABLOCK A(製品の寸法・素材・使い分けの例)
- スリア:ヨガブロックの使い方(前屈などでの活用例)
最終更新日:2026年10月2日